七草粥(ななくさがゆ)に地方の違いってあるのかしら?せっかく七草がゆを作るならちょっとだけ七草粥についての知識も増やしたいです。
大抵関西と関東地方ではだしに違いがあるけれど、七草粥はどうなのかしら?特に関西の七草粥ってどんなのか気になります。
それから、七草粥を夕飯にしたときのおかずは何があうかしら?
では、七草粥の地方の違い、関西ではどうなのかを見てみましょう!
Contents
七草粥について
春の七草を入れたおかゆを作って食べるのはなぜ?
- 1月7日の朝に1年の無病息災を祈って食べる。
- お正月のおせち料理や祝酒などのごちそうで疲れた胃袋を休める。
上記の意味合いで七草粥を食べます。
春の七草は下記の7種類です。
- 1) セリ
- 2) ナズナ
- 3) ゴギョウ
- 4) ハコベラ
- 5) ホトケノザ
- 6) スズナ
- 7) スズシロ
春の七草が全部揃わなかったら、別のものを入れたりしているみたいですね。地域によっては雪に埋もれていて採れない草(野菜)もあります。
七草がゆは地方によって違うの?
基本は塩味で、具材が違う七草粥
基本的には、春の七草やお餅などを具材とする塩味の粥です。塩味ということで、お塩は全国どこでもありますから、同じ味付けということになりますね。
だけど具材は、やっぱり地域によって、「小豆餅」だったり「けの汁(野菜と油揚げ、豆腐)」「お雑煮」「小豆がゆ」「なめし(小松菜飯)」だったりいろいろ違ってきます。
「おじや」とか「雑炊」はだしが効いていますが、1月7日の朝に食べれば七草粥の代わりになりそうですね。
山形県の七草粥
山形県の村山市周辺ではゴボウ、ニンジン、こんにゃく、ずいき、油揚げなどを入れた納豆汁を1月7日の朝食で食べるそうです。
こんにゃくや油揚げがはいると食べ応えがありそうですね。
九州南部の七草粥
九州南部では鶏肉を加えるそうです。
お肉も入ったら豪勢な感じですよね。
焼き玄米の七草粥も美味しそうです。
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関西の七草がゆは?
大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県を調べた結果、七草と青菜と餅入りの赤味噌雑炊や、餅と野菜を入れた醤油味の雑炊、煮干し出汁の味噌おじやにする地域もあるようです。
昔は地方によって特色があったのでしょうけれど、人々がお引っ越しもするでしょうし、我が家の七草粥っていう風に変わっていくかもしれませんね。
それでも胃にやさしいということで、関西でも薄い塩味がやはり主流みたいです。関東と関西で同じ薄い塩味って、現代人には味が薄くて物足りないかもしれないです。だけどそれが1月7日に食べる七草粥なのですね。
夕飯は七草粥で、おかずは何が合う?
本当は1月7日の朝食で食べる七草粥ですが、朝は家族みんなで食べられない家庭も多いことでしょう。やっぱり夕食でみんなで七草粥を味わいたいという家庭では、おかずは何にしましょう?
七草粥を合うおかずのおすすめはこちら!
- 焼き魚、特に塩鮭
- 七草かき揚げ
- 煮大根
- ひじき入り卵焼き
- お漬物
- お味噌汁
七草粥にお餅を入れればお腹いっぱいになります。
または、思いっきり豪勢なおかずの後に、お茶漬けをさらっと食べるように七草粥を少々召し上がるのも乙(おつ)かもしれません。現代風~。
この記事のおさらい
- 七草粥は地方によって味噌味や醤油味もありますが、塩味が圧倒的に多いです。
- 夕食にしたらおかずはもちろん和風ですね。
- お正月に余ったお餅も入れてしまうというのもアイデアです。
質素に薄い塩味で七草粥を召し上がれ~。濃い味付けに慣れていると、七草粥は凄くあっさりとしているように感じます。昔からの風習を見習ってやってみるというのも丁寧に生活している気持ちになれて良いですよ。
「三日とろろ」というのもあるそうです。麦ごはんととろろで軽い食事をするってことなのでしょう。七草粥と同じで1年の無病息災を祈って食べる、そして疲れた胃袋を休めるためですね。
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